チルド売場をカフェショップに マウントレーニア

森永乳業は今春、チルド売場に「マウントレーニアカフェショップ」をオープンする。コーヒー以外にチャレンジすることで、コロナ禍の中、「リアルカフェ店舗に行くことができない」という人のニーズに応える。

商品ラインアップは甘くないカフェラテで間口拡大を狙う「ノンスイート」、客層の拡大に向けた新カテゴリー「フルーツラテ」、施設限定フレーバーで奥行拡大を目指す「ハッピーピスタチオ」。

「マウントレーニア カフェラッテ ノンスイート」(240㎖、税別160円)は、ショップ提供のカフェラテがベンチマーク。糖質制限意識が拡大し、清涼飲料では無糖飲料が半数を超える中で、甘さと糖類が気になる人に向けミルクとコーヒーの程よいバランスのカフェラテに仕上げた。通常のエスプレッソ(同社マウントレーニア比)よりも少ない量の水で抽出するリストレット製法によりコーヒーの味わいを凝縮したのが特徴だ。4月12日発売。

「マウントレーニア クリーミー バナナラテ」「同ストロベリーラテ」(同)は3月29日発売。色物乳飲料のフレーバーランキングで1位(いちご、ストロベリー)、2位(バナナ)のフレーバーをラインアップ。疲れを感じた時や、ちょっとだけ甘いものが欲しくなった時などに、ミルクとフルーツの贅沢な味わいが広がる、ほどよい甘さのフルーツラテ。

「同カフェラッテ ハッピー ピスタチオ」(同)は3月8日発売の春限定のフレーバーコーヒー。エスプレッソにコクのあるミルクをブレンドしたカフェラテをピスタチオ風味に仕上げた。

従来のスタンダード商品、製法や原料にこだわったスペシャリティ商品に、カフェショップのラインアップを加えることで、マウントレーニアブランドの2024年の販売目標を、2021年比14%増としたい考え。