ファミマはなぜ「おにぎり」ではなく「おむすび」と呼ぶ? 理由に納得

ファミリーマートは1日からの今期(2月期)最初の重点施策として、おむすびカテゴリーを強化する。2月28日、発表会に登壇した細見研介社長は、800品目以上あるPB「ファミマル」の中で、おむすびカテゴリーを「特に重要なアイテム」と位置付けた。

今期目標について、続いて発表した足立光エグゼクティブ・ディレクターCMOは「おむすびカテゴリー全体で前年比120%を目指していく」と語った。おむすび強化は、創立40周年に向けたチャレンジ「40のいいこと!?」の5つのキーワードの一つである「もっと美味しく」の一環。

春の重点施策におむすびを選んだ理由について、足立CMOは「日本を代表する食材であり創業時からファミリーマートを支える中心商品であることが一つ目の理由。二つ目は年々下落している米の消費量を支えたいため。三つ目は当社では一貫して『おにぎり』ではなく『おむすび』と呼んでおり、人と人とをむすび日本を元気にしたい」と説明した。

3月1日からおむすび強化の施策として「ファミマ春のおむすび祭り」を実施。「SPAMむすび てりやきたまご」「ごちむすび イベリコ豚」「ごちむすび 炙りたらこ」の3品を1日から順次発売するとともに、1日から21日の期間中、税込500円以上の購入者に「SPAMむすび」が抽選で100万人に当たるキャンペーンを行う。

コミュニケーションは、吉田鋼太郎さんと八木莉可子さんに加えて、新たに生田斗真さんが登場する新TVCM「ファミマ春のおむすび祭り」篇を展開する。