「何を売りたいのかが売場全体でわかる」客に合わせた最適動画 チルド売場でも配信 インテージ

調査会社のインテージは、国内外の企業・団体のマーケティング活動のトータルサポートの一環として、スーパーマーケットを対象としたサイネージサービス「楽ラク!デジボード 定番長」の提案を強化する。

同サービスは、来店客に合わせて自動で最適な動画コンテンツを設定・配信するサイネージサービスで、常温売場での有償稼働を21年6月から開始し、このほど飲料・酒類・日配品などの冷蔵定番棚にも対応できるようにした。冷蔵棚に設置するのに適した薄型で軽量なサイネージの調達や設置方法の開発、動画配信システムの改良などを進め、扉がないオープン型の冷蔵棚を対象に提供を開始した。

インテージでは、「定番長」に留まらず定番棚強化効果を最大化するさまざまな支援を行っている。その一つがスーパーとメーカーの協業促進となる。同社によると、参加メーカーからは「コンテンツを作成するための指針があり助かっている」「売り場全体に合わせて自社商品を提案できる」との声が寄せられているという。また「来店客からは何を売りたいのかが売り場全体で分かるため、その実施効果は高いという実績も出ている」(インテージ)という。

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