ロピアHD スーパーバリュー株式33.17%を取得 首都圏の小売競争激化

ロピア・ホールディングスは10日、JASDAQ上場のスーパーバリューの株式33.17%を取得し、第2位株主となった。

スーパーバリューは埼玉・東京・千葉で食品スーパーとホームセンターを併設する複合型小売店舗と食品スーパー単独店、33店舗を展開。また、ディスカウント型の食品スーパーとしても知られている。21年2月期の連結売上高は797億円、うちSM部門は640億円。

スーパーバリューが10日開示した資料によると、第2位・第3位の主要株主とロピア・ホールディングスとの間で相対取引による株式譲渡で合意。ロピア・ホールディングスがスーパーバリュー株式33.17%を取得し、第2位株主に浮上した。売出価格は1株1千40円、総額21億8千400万円。

ロピアは首都圏では神奈川・東京エリアから、近年は千葉・埼玉での出店も強めており、スーパーバリューの株式取得による今後の展開が注目される。

スーパーバリューのお膝元である埼玉エリアはヤオコー、ベルク、マミーマート、オーケーなど食品スーパー各社のほか、コスモス薬品の進出もあり、小売店の競合が熾烈さを増している。