新カゴメビル6月完成 働きやすい職場へ前進

カゴメは、今年6月の完成を目指して名古屋市中区に新カゴメビルの建て替え工事を進めている。働きやすく、働きがいのある職場を目指し、「アクティビティ・ベースド・ワーキング」をコンセプトとし、さまざまな工夫が施されている。

座席は自由に働く場所を選択できるフリーアドレスとし、新たに個人ワークやWEB会議にも最適な集中ブース(個室型)を設置。オープンミーティングやコミュニケーションのためのスペースを拡大し、リフレッシュエリアでは執務が可能なフレキシブルな設計にすることで、リラックスした空間で従業員の創造的な交流を促す。また、フロアを移動するための階段は「健康階段」を設置し、適度な運動を促進する。

ビル1階のキッチンフロアは、社名「カゴメ」の由来であるトマトを収穫する際の「籠(かご)の目」をデザインしたユニークな内装となっており、「野菜と暮らす楽しさを提供する」情報発信・体験拠点として今後、取引先向けの新商品発表会や料理講習会、オンライン工場見学などにも活用する予定。空間デザインによるコーポレートブランディングの推進にも注力しており、内装は意匠出願している。