実は道内限定…知らず愛飲の道民も 「サッポロ クラシック」7年ぶり刷新 「北海道のビール」アピールへ

北海道限定のビール「サッポロ クラシック」が1月発売分から順次リニューアル発売されている。

1985年に発売された「クラシック」。政府主導の「一村一品」運動が行われた当時、「サッポロは『一道一品』でがんばって」との北海道知事による激励も受け、麦芽100%と北海道らしい味わいを両立した生ビールとして誕生した。

「良質なものを味わっていただきたいという思いから、副原料を使わずスタンダードビールと同じ価格を実現。麦芽100%だとコクのある深い味わいになりがちだが、高温短時間仕込み製法で北海道の食や気候と合わせた爽快な味わいに。まさに農業大国・北海道にふさわしいビールだ」(サッポロビール北海道本社の小野寺哲也代表)。

7年ぶりのフルリニューアルとなる今回は、北海道産大麦麦芽「きたのほし」とともに北海道産ホップも一部使用した中身に刷新。定番ビールらしい王道感を強めた。缶側面には「道産素材一部使用」とのアイコンを表示している。

「道外の方には北海道限定ビールだとご理解いただいている一方、道内では知らない方も多い。『北海道のビール』だということをもう一度しっかりご理解いただくタイミングと考えた」(小野寺氏)。

「おいしくなった、それ以上だ。」をキャッチコピーに、TVCMを中心としたコミュニケーションを一新。「道民感謝祭」をテーマに、北海道コンテンツとのコラボ企画や「感謝」を伝える企画商品、料飲店でのキャンペーンなど多面的なプロモーションを計画している。