味の素AGFは「ちょっと贅沢な珈琲店」「ブレンディ」「森彦の時間」でレギュラーコーヒーの提案を強化する。
「ちょっと贅沢な珈琲店」は、磨き続けている焙煎技術「T2ACMI(たくみ)焙煎」を伝えるべくパッケージを刷新する。
「たくみ焙煎」では、時間帯によって焙煎温度を変えてコーヒー豆の種類に合わせた火加減で焙煎。焙煎によって起こるコーヒー生豆の化学反応を細かくコントロールすることで、苦みや酸味のバランスを取りながら香りを最大化しデータを蓄積しながら進化し続けていることを「香り引き出すじっくり焙煎」と表現しパッケージの正面と裏面で訴求する。
「ちょっと贅沢な珈琲店」のドリップパックは、一杯抽出型のレギュラーコーヒーとインスタントコーヒーを併飲する層のトライアルを獲得するため、ブラックのおいしさを追求した8袋タイプの「スペシャル・ブレンド」を新発売する。
アイス飲用の提案としては、「ちょっと贅沢な珈琲店」のアイス専用の新商品に加えて「森彦の時間」から「アイスコーヒーブレンド」を新発売する。
「森彦の時間アイスコーヒーブレンド」(160g粉)は「森彦」本店(北海道札幌市)で提供されている急冷式のアイスコーヒーを志向した深煎りとなっている。「具体的にはどっしりとした深い苦味と後味のキレのよさを実現した」(江村治彦リテールビジネス部長)。
これに加えて、水に漬け置くだけで簡単に抽出できる個包装タイプの水出し専用(3袋)もラインアップする。
「ブレンディ」では、ドリップパックから「カフェオレ・ブレンド」と「スペシャル・ブレンド」を新発売する。このうち新フレーバーとなる「カフェオレ・ブレンド」は、新規ユーザーとして構成比が増加した若年女性層に向けたもので、同層はレギュラーコーヒーにミルクを入れて飲む割合が高いことから、ミルクに合うコーヒー豆の選定と焙煎を行いカフェオレに好適なブレンドに仕立てられている。
味の素AGFは、オフィスでは従業員や来客が砂糖やミルクなどを加えて好みの味で飲めることが重視されるとみており、通販限定で100袋入りの「カフェオレ・ブレンド」と30袋入りのアソートタイプを新発売する。
また多くの職場では朝と午後の半日に1回ずつまとめてレギュラーコーヒーが淹れられ、淹れられたコーヒーがサーバーで保温されることにも着目して「ちょっと贅沢な珈琲店」から大容量サイズ「贅沢マイルド・ブレンドおいしさ長続き」(1000g)を通信販売限定で新発売する。
同商品は、サーバーによる保温で強くなる酸味や渋みを抑え、長時間保温後もおいしさが長続きするように仕立てられている。