2月1日はギョーザの日

今年の旧正月は2月1日。「ギョーザの日」の記念日に認定されている。日本では明治維新後、西暦になり正月は1月1日を盛大に祝うようになったため、旧正月を詳しく知らない人も多いのではないだろうか。

▼中国では「春節」と呼ばれ、1年で最も大切な伝統行事とされている。今年は1月31日から2月6日までが祝日。大晦日の今日は赤い灯篭や縁起物の飾りつけ、魔除けとして除夜の鐘の代わりに爆竹を鳴らし、花火を打ち上げて新年を迎える。

▼夕食は「団欒飯」といわれ、家族で食卓を囲んで年末番組を見るのが定番だという。食卓には縁起の良い食べ物をずらりと並べる。地域によってさまざまだが、「おもち」は収入や身分が上がるように。「魚」は繁栄。「春巻」は春の象徴。細く長く長寿を願う麺料理など。

▼中国北部では「餃子」が欠かせない。形が昔の通貨に似ていることから富の象徴とされる。家族全員で手作りし、夜にゆでて水餃子にすることが多い。手軽な冷凍餃子も良いが、明日は家族で餃子や春巻を手作りして、縁起を担いでみてはいかがだろうか。