勢いづく「匠のドリップコーヒー」 お得・かんたん開封・クラフト感に支持 片岡物産

片岡物産の「匠のドリップコーヒー」シリーズが絶好調だ。前下期(20年9月~21年2月)に売上が倍増した上に、今期も(21年3月~22年2月)前年比2割強伸長する見通しとなっている。

好調要因でまず挙げられるのが「価格以上の価値」。

市場に多く出回るドリップコーヒーの1袋当たりの内容量が8gであるのに対し「匠のドリップコーヒー」は1袋9gで10袋入り税別350円という値ごろ感ある希望小売価格で販売している。

加えて、クラフト感のあるパッケージも支持を集めている模様。これには「仮説だが環境やSDGsへの関心の高まりが背景になっているとみている」(片岡物産)。

クイック・オープン方式のドリッパーを採用(匠のドリップコーヒー/片岡物産) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
クイック・オープン方式のドリッパーを採用(匠のドリップコーヒー/片岡物産)

開封しやすさも強みになっている。カップにかけるフックを優しく引っ張るだけでフィルターの口が大きく開くクイック・オープン方式を抽出部分に採用し、フィルターを切り取る手間を不要としている。これらの要因によって「リピート・トライアルともに高く、店頭への導入が拡大している。またECチャネルでの引き合いも強まっている」とし、店頭へのさらなる導入拡大に注力していく。

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