宝酒造は、焼酎甲類とRTDなどの一部を6月1日出荷分から値上げする。20日に発表した。主原料である粗留アルコールの価格上昇や、燃料費、包材費、物流費など諸コストの高騰によるもの。
「宝焼酎 25°4Lエコペット」が2千912円→3千22円など、焼酎甲類全アイテムについて参考小売価格を4%前後引き上げる。またRTDについても「タカラ 焼酎ハイボール〈レモン〉」が141円→143円など4ブランドで1.5%前後の値上げを実施する。
サトウキビ由来のバイオエタノール需要が世界的に高まっていることが背景の一つ。これとは要因が異なるが、酒類大手ではサントリースピリッツがウイスキーの出荷価格を4月1日から引き上げると昨年末に発表したのに続く動きだ。