専門卸の強み生かし保育現場の負担を軽減 職員向けに「おやつ見学会」 丸正高木商店

菓子・食品卸の丸正高木商店(京都市)は地元の幼稚園や保育園を対象にした「おやつ見学会」を実施している。

コロナ禍で現場の保育士や職員の負担が増す中、子どもたちが食べるおやつの調達に関するサービスを提案し、負担軽減につなげる狙い。同社店舗を訪れた園の担当者に個別で商品説明や配送方法の案内、おやつ全般に関する助言などを行う。訪問やオンラインでの説明も受け付けている。

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髙木誠治会長は、今回の取り組みについて次のように語った。

少子化の中、親の子どもに対する思いは強く健康や栄養においても熱心だが、その分、幼稚園や保育園の現場は苦労している。さらにコロナ禍で雑務に追われ、現場の負担は増している。これまで、スーパーにおやつを買いに行っていた部分を専門卸としてサポートできないかと考えた。一括納品により調達が楽になるサービスを提供するだけでなく、子どもたちが笑顔になるような商品の提案も行う。おやつは大切な栄養源であり、コミュニケーションの素でもある。こうした活動を通し、地域に貢献していきたい。