昭和産業 和洋菓子製造の菜花堂 シャトレーゼに全株譲渡

昭和産業は、100%子会社で和洋菓子を製造・販売する菜花堂(本社・岩手県一関市、河本高伸社長)の全株式を、シャトレーゼ(本社・山梨県甲府市、古屋勇治社長)に譲渡する。菜花堂は99年設立。一関市に工場を構え、東北地方を中心に冷凍の和菓子・洋菓子・パン・冷凍生地の販売を行ってきた。

昭和産業グループでは「中期経営計画20-22」で冷食事業の強化・再構築を進めているが、菜花堂の商品構成、生産余力、立地条件などの観点から、グループ企業間での将来的なシナジーを生み出すことは難しいと判断。地域に密着した事業展開を行ってきた企業として、同社の持続的成長を支援できる第三者への譲渡が最善と判断し、株式譲渡の検討を行ってきた。

シャトレーゼは、和洋菓子を中心とする多数店舗を展開。今後は東北地方での展開強化を進めていく方向性を示しており、和洋菓子の製造販売を行う菜花堂とのシナジーが期待できることから、両社で株式譲渡に合意した。なお株式譲渡は2月1日付を予定。