日清食品×サントリー 北海道で共同配送 環境負荷低減目指す

日清食品とサントリーホールディングスは20日、6月中旬から北海道帯広エリアで共同配送を開始すると発表した。

商品配送の一部を共同で実施することにより、環境負荷低減、物流の合理化を図る狙い。今回の共同配送により、CO2排出量については両社合計で年間約50t、約25%(2016年比、対象となる帯広エリアへの物流量より試算)削減できるとしている。

写真は混載テストの様子。サントリーの千歳配送センターで酒類や飲料を積み込んだトラックが日清食品の恵庭センターに立ち寄り、重量物上部の空きスペースにインスタントラーメンなどを積み、帯広エリアの卸や小売店配送センターの一部に共同配送する仕組みだ。

軽量荷物(インスタントラーメンなど)と重量荷物(酒類、飲料など)の商品の組み合わせが配送時の混載に適していること、年間を通じて物流量のピークが異なる点など、両社にとってメリットが見いだせることから異業種の共同配送が実現した。両社では今回の取り組みを踏まえ、他エリアでの共同配送の取り組みも検討していく。