新たな段階を迎えたコロナ対策

新型コロナ感染対策は新たなステージを迎えた。政府は19都道府県に発令していた緊急事態宣言、8県のまん延防止等重点措置を9月末で全面解除した。宣言解除後も酒類提供やイベント開催には一定の制限が設けられるが、その後の感染状況をふまえつつ段階的に緩和する方針だ。

▼不要不急の外出自粛や飲食店の営業時間短縮など、日常生活の制約による対策は人々の協力が得られにくくなった。今後も必要な感染対策を講じた上で、ワクチン接種の進捗にあわせ、飲食店の第三者認証やワクチン検査パッケージなどを活用し、感染状況に応じて行動制限の緩和を検討する段階に入った。

▼今回の宣言解除では、都道府県の感染対策を満たした認証店の営業時間は午後9時まで、1組4人を目安に自治体の判断によって酒提供も可能となる。

▼コロナ禍で厳しい状況が続いてきた飲食業界にとっては朗報だが、パーティションの設置や座席間の確保、食事中以外のマスク着用推奨などの対策が必須となる。各自治体による認証制度の信頼をどこまで高められるかも課題だが、まずは安心して利用できる店づくりが最優先。席数を減らしても売上を確保する知恵が求められる。