日清フーズ 秋の新製品30品投入 新ジャンル開拓も

日清フーズは8月20日、秋の新製品を発売した(家庭用冷凍食品と業務用市場向け冷凍食品は9月1日発売)。家庭用は常温と冷凍食品を合わせて26品を投入、業務用冷凍食品は4品を新たにラインアップした。家庭用では従来のテーマである「本格」「簡便」「健康」を軸に、新たにSDGsへの対応やZ世代に向けた商品開発を盛り込んだ。業務用についてはNBを強化する方針で、人件費抑制で生き残りを目指す店舗に向け、時短・簡便商品を揃えた。

18日に開かれた発表会において小池祐司社長は「第1四半期の当社の加工食品事業は、海外を含む業務用が回復基調にあるものの、前々年と比較すると軟調な出荷に終わった。家庭用に関しては内食化を背景に堅調に推移し、家庭用と業務用の合計では前年並みで、前々年を上回る実績で着地した。中でもパスタとパスタソースは高水準で伸び、独自技術で時短とおいしさを両立させた早ゆでスパゲティは好調に推移している」と現状を報告。

今後については「企業価値向上につながるブランド戦略を推進するので、新しい取り組みを楽しみにしてほしい。SDGsについてはCO2の排出量と化石燃料由来のプラスチック包材の削減を軸とし、さらに消費期限年月表示化など環境に配慮した商品開発を加速させる。日清製粉グループと業務提携したJA全農の国産大豆を原料とする大豆ミートを使用した商品も新発売した。価値創造につながる付加価値製品の開発を続ける」と表明した。

「Smart Table 大豆ミートの汁なし豆乳担々麺」(日清フーズ)
「Smart Table 大豆ミートの汁なし豆乳担々麺」(日清フーズ)

常温では「青の洞窟」から調理用ソース5品が登場。「家庭でパスタを食べる機会は増えているが、メーン料理に頭を悩ませる方が多い」(岩橋恭彦専務)ということで、手間なく料理店の味を再現することを目指した。

またデジタルネイティブのZ世代に向けた商品として、台湾屋台で人気のジーパイを家庭で食べられる「日清 台湾風から揚げ粉 ジーパイスパイシー系」を投入。から揚げ粉の利用シーンの拡大を図る。

家庭用冷凍食品では「Smart Table」から「大豆ミートの汁なし豆乳担々麺」と「同ガパオまぜ麺」を発売。SDGsの取り組みに則した製品としてアピールするほか、国産素材の価値を訴求する。

業務用では「IQF(バラ凍結)」シリーズにショートパスタ4品をラインアップ。コロナ禍で苦境に立たされた飲食店を「簡便」と「おいしさ」でサポート。テイクアウトやデリバリー向け食品としての提案も図る。