6.6 C
Tokyo
4.9 C
Osaka
2025 / 12 / 15 月曜日
ログイン
English
流通・飲食物流本郷自動倉庫が再稼働 18年7月の西日本豪雨災害から復興 コカ・コーラボトラーズジャパン

本郷自動倉庫が再稼働 18年7月の西日本豪雨災害から復興 コカ・コーラボトラーズジャパン

コカ・コーラボトラーズジャパンは4月27日、18年7月の西日本豪雨で甚大な浸水被害を受けて稼働停止していた本郷自動倉庫(広島県三原市)に最新技術を導入して再稼働した。

再稼働した自動倉庫は、戦略的な物流ネットワーク改革を推進する「新生プロジェクト」の中で中国・四国エリア内における製品保管・供給の中核となる大型物流倉庫に位置づけられる。

自動倉庫は、高層50mとなる。保管可能数量は、自動倉庫1万2千パレットと平置き倉庫1万パレットの計2万2千パレット。

これにより6月に稼働を予定している新広島工場で製造した製品を同倉庫で保管し中国・四国エリアへの製品の安定供給が可能となる。

複数メーカーの物流業務を効率化するために用いられる作業機械(マテハン設備)を組み合わせた制御システムを導入(コカ・コーラボトラーズジャパン本郷自動倉庫)
複数メーカーの物流業務を効率化するために用いられる作業機械(マテハン設備)を組み合わせた制御システムを導入(コカ・コーラボトラーズジャパン本郷自動倉庫)

復旧にあたっては技術的なハードルをクリアし三原市の行政の協力も得ながら進められたという。

ブルース・ハーバート執行役員SCM本部長は「新広島工場と合わせ、これまで以上に広島の復興と発展に寄与していきたいと考えている」とコメントを寄せた。

最新技術は、複数メーカーの物流業務を効率化するために用いられる作業機械(マテハン設備)を組み合わせた制御システムを指す。クレーン、搬送ループ台車、コンベアを統合・刷新し、操作性と各機械間の親和性を向上させた。

関連記事

インタビュー特集

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。