乳酸菌PA-3株 最新の研究成果を発表 明治

明治は11月29日、「痛風のみならず、腎臓病、高血圧、心疾患、脳血管障害…を引き起こす 疾病リスクマーカーとして注目すべき尿酸値に関する新知見」と題するメディア向けセミナーを都内で開催した。

ここ数年、痛風、高尿酸血症の病態解明と治療法の進展、尿酸値が高い状態が続くことにより招かれる各種臓器障害の解明は目覚ましいものがあるが、一般の認識は「ビール→プリン体→痛風」といったレベルにとどまり、高尿酸血症のリスクに関する正しい知識は広まっていない。今回のセミナーでは、生活者の健康意識が高まるなか、軽視されがちな尿酸値に関する新知見について研究者が講演した。

「高尿酸値による疾病発症リスク」(久留一郎鳥取大学大学院医学系研究科教授)ではまず、「尿酸」の概念と高尿酸値による臓器障害リスクについて、「地域・職場での生活習慣病対策、保健指導における尿酸値の重要性」(野口緑大阪大学大学院医学系研究科招聘准教授)では効果的な保健指導と生活習慣病予防のための保健指導における尿酸値の考え方、「高尿酸血症を予防する生活習慣~食事療法、乳酸菌PA-3の働きも含めて~」(蔵城雅文大阪市立大学大学院医学研究科講師)では、痛風、高尿酸血症を予防する食事療法と尿酸値の上昇を抑制する乳酸菌PA-3株の働きなどについて発表された。

この中で蔵城氏は、食品、アルコール摂取量、砂糖入りソフトドリンクと痛風発症の関係を踏まえ、明治と実施した成人男女14人を対象とする乳酸菌による消化管からのプリン体吸収抑制(基礎研究)の研究で、プリン体負荷後の血清尿酸値変化量を調べたところ、対象ヨーグルトに対し、乳酸菌PA-3株を含むヨーグルトが血清尿酸値の上昇を抑制したことなどを説明した。