1人でくつろぐウイスキー ブラックニッカから限定で

アサヒビールは5月28日に「ブラックニッカ」から「同ディープブレンド ナイトクルーズ」を数量限定で発売。雑誌「ダ・ヴィンチ」や、東京都千代田区のブックカフェ「マルノウチリーディングスタイル」とタイアップなどを通じて“自宅でのくつろぎ時間にウイスキーをロックで楽しむ”飲用シーンを提案する。

同社が昨年4月に、ウイスキーの飲用について調査したところ、家庭での飲用スタイルは、ハイボールは引き続き堅調に伸びているが、ロックや水割り、ストレートといった飲み方も増えていることが分かった。また飲用シーンは、夕食中が多いものの夕食後やくつろぎ時も増えており、今後はハイボール以外の飲み方、シーンの提案に注力する構えだ。

「同ディープブレンド」は飲み方“ロック”、時間“食後”、シーン“1人でくつろぎながら”に合わせて昨年9月に刷新後、大きく伸長した。昨年は甘く香ばしいといった「ディープブレンド」の特徴を際立たせた「同エクストラスイート」を限定発売。今回の「ナイトクルーズ」は長く続くビターな余韻を際立たせた。

「ディープブレンド」をベースに、新樽で10年以上熟成させた余市のヘビーピートモルト原酒、宮城峡のカフェグレーン原酒をブレンド。ニッカウヰスキーの二瓶晋主席ブレンダーは「竹鶴政孝が洋酒界を代表するブランド、毎日飲めるようにしたい」としたことからピート香を立たせ過ぎずにより際立たせようと苦労したという。

「マルノウチリーディングスタイル」では6月30日までデジタルサイネージなど販促品の設置、書評家紹介本の販売、カフェではロック、ハイボールも販売する。

「ダ・ヴィンチ」編集長の関口靖彦氏は「ナイトクルーズ」に合う本として漫画「2週間の休暇」、書評家の杉江松恋氏は「極夜行」、マルノウチリーディングスタイル店員の宇野めぐむさんは「もし僕らのことばがウイスキーであったなら」をそれぞれ挙げ「ダ・ヴィンチ」で紹介する。