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飲料日本茶「お~いお茶」9000万箱 感謝と還元で発売30周年施策 伊藤園
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

「お~いお茶」9000万箱 感謝と還元で発売30周年施策 伊藤園

販売実績世界一 ギネス世界記録に認定

18年暦年(1―12月)では「ナチュラルヘルシーRTD緑茶飲料(最新年間売上げ)」販売実績世界一としてギネス世界記録に認定された。この大台突破について、23日都内で発表した志田光正マーケティング本部本部長は「30年間のご愛飲の積み重ねだと思っている」と感謝の意を表した。

「お~いお茶」は今年2月1日に発売30周年を迎え、現在、夏場の最需要期に向けて発売30周年施策を矢継ぎ早に展開している。

30周年施策の通底にあるのが感謝と還元。「もっとお客さまが素直に喜んでくださることをコツコツとやっていきたい。若い人にも女性にも幅広い人に飲んでもらうことを1つテーマに掲げ、さまざまなキャンペーンを還元のつもりで展開している」と説明した。

直近では5月27日に日本全国ご当地パッケージを発売開始。これは地域密着をテーマに47都道府県ごとの日本を代表する名所や名物をパッケージにデザインしたもので、1本につき4都道府県分(一部商品は3都道府県分)を掲載し「お~いお茶 緑茶」「同 濃い茶」「同 ほうじ茶」各12種類ずつ販売していく。

地域密着では10年から実施している「お~いお茶 お茶で日本を美しく。」キャンペーンを重視。「流通さまや学校、老健施設の方などを含めて皆さまで活動し地域の方が喜んでくださる活動を積極的にやっていきたい」という。

伊藤園の緑茶飲料「お~いお茶」ブランドは前期(4月期)過去最高となる9千万ケースの販売数量を記録した。
伊藤園の緑茶飲料「お~いお茶」ブランドは前期(4月期)過去最高となる9千万ケースの販売数量を記録した。

商品面では30年前から一貫して“自然・健康・安全・よいデザイン・おいしい”の5つを重視して商品とブランドを磨き続けている。

バリューチェーンの最初の柱となる原料茶葉については、品質・環境の観点から20年をめどに「お~いお茶緑茶」の原料茶葉すべてをGAP認証取得農園で生産された茶葉にしていく。

5月27日から発売する「お~いお茶緑茶」は中身と容器を刷新。中身は、茶産地育成事業で開発された旨み茶葉を使用し「旨み成分を約20%高めて、さらにまろやか、さわやかになった」。

容器は環境に配慮し、再生PET樹脂を使用した100%リサイクルペットボトルを一部エリアから採用していく。

伊藤園の緑茶飲料「お~いお茶」ブランドは前期(4月期)過去最高となる9千万ケースの販売数量を記録した。

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