あべのハルカス近鉄本店は8日、在阪百貨店のトップを切って「お中元ギフトセンター」を開設。開店前には法被を着用した従業員約20人がギフトセンターに集結、「がんばろう!」の掛け声のもと令和最初の中元商戦に向けて出陣式を行った。
ギフト市場は贈答文化の衰退や人口減によりシュリンク傾向が続く一方で、自家需要ギフトの拡大や、「ほかにはないオリジナル性のあるギフトを贈りたい」といった声が増え、ニーズの多様化が進む。近鉄百貨店でも「当社の強みを生かす近鉄沿線(大阪、京都、奈良、三重)のグルメを揃えた特集や、健康志向をとらえられる発酵食品のギフトの強化を行う」(販売推進部ギフトセンター課嶋田正幸課長)。
今中元は約1千600アイテム(前年比約100点増)を展開。売上目標はインターネット受付分も含め前年比7.3%増を計画。今年の特徴は
①健康志向に向けた提案
②近鉄限定品の強化
③近鉄沿線グルメの強化
④ネット販売の強化
――を行うほか、初企画「ビールとおつまみチョイス便」「接待の手土産」の提案といった近鉄百貨店でしか買えない特別感のある商品を充実させた。