旭松食品は、凍り豆腐の床ずれ改善効果を世界で初めて確認、臨床のための総合医療情報誌「薬理と治療2019年3月号」に「褥瘡モデルラットにおける凍り豆腐経口摂取の褥瘡治癒促進効果」が掲載された。
褥瘡はいわゆる「床ずれ」のことで、寝たきりの状態で頻発し医療・介護の現場では大きな課題となっている。旭松食品研究所らが行った動物試験で、体重換算で体重60㎏の人が1日当たり1枚分の凍り豆腐(16.5g)を食べた方が、より早く褥瘡が治癒することが確認された。
褥瘡患者は低栄養の人が多く治癒しにくいことが知られ、タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取することが大切。凍り豆腐の床ずれ改善効果については、凍り豆腐に豊富に含まれるタンパク質(特にアルギニン)、レジスタントプロテイン、亜鉛などの栄養が寄与しているものと考えられている。