長く愛されるブランドに
大豆・チルド事業を加速させるポッカサッポロフード&ビバレッジは、今月から群馬県で新工場が稼働した豆乳ヨーグルト「SOYBIO(ソイビオ)」の販売拡大に注力する。2日からは100gカップ2品種のパッケージを刷新したほか、ファミリーユース向けの「プレーン無糖 400gカップ」を新発売。広告イメージキャラクターには俳優の加藤ローサさんを起用し、初のTVCM放映も6日からスタートした。
同社大豆・チルド事業本部長の大槻洋揮執行役員によれば、現在27億円とされる豆乳ヨーグルト市場に対し、新工場には53億円と2倍近い投資を行った。「このカテゴリーをわれわれ自身で大きく育み、リーディングカンパニーとして牽引していくという覚悟の表れ」だという。
広告のキーメッセージは“できました。おいしい豆乳ヨーグルト。”。「ベタだが、まだカテゴリー自体の認知度が低くおいしさへの不信感がある。まずはおいしさに感動いただき、深く長く愛されるブランドにしたい」(大槻氏)。
CMは加藤さんの自宅や実家での家族とのリアルな毎日と、その中にある「ソイビオ」を脚本なしで撮影したドキュメンタリー映像で構成。3日の発表会に登場した加藤さんは、同品にバナナなどのトッピングをほどこしたアレンジレシピを披露。夫でJリーガーの松井大輔さんや息子たちからのサプライズメッセージも読み上げられた。