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味の素・味の素冷凍食品 社食サービス「OKAN」と協業 社食で一食完結弁当「あえて、」提供

 味の素社と味の素冷凍食品は、法人向け置き型社食サービス「オフィスおかん」を運営するOKAN(沢木恵太社長)との協業により、まぜご飯とおかずの一食完結型の冷凍弁当「あえて、」を「あえて、オフィス。」として、5月1日から職場向けに提供を開始。今回の協業でオフィスに本格参入する。

 味の素の「あえて、」は、まぜごはんとおかずが一体型したBENTOスタイル。これだけで食事が完結して、おいしさも栄養バランスも満たせる。主菜、副菜をバランスよく組み合わせた57種類の冷凍弁当を展開。栄養素等表示基準値をベースに、食物繊維・食塩相当量・野菜配合量が1日の摂取目安の1/3となることを目標とし、2024年1月の発売以来、200万食を売り上げている。

 2012年に「働く人のライススタイルを豊かにする」ことをミッションに創業したOKAN社は、望まない離職を生まない組織づくりのため、「働く人を支援するサービス」の創出を進めてきた。

多彩な「あえて、」
多彩な「あえて、」

 「あえて、オフィス。」は、まぜご飯とおかずが一体化した冷凍弁当をオフィスの専用冷凍庫に常備した一食完結型の置き型社食サービス。新サービスでは主菜、副菜をバランスよく組み合わせたメニュー24種類の提供を予定。いずれも栄養素等表示基準値をベースに、食物繊維・食塩相当量・野菜配合量が1日の摂取目安の1/3になることを目標に開発した。冷凍庫に保管しておき、電子レンジで約6分加熱するだけで、おいしくて栄養バランスのよい手軽な食事が楽しめる。

 味の素、味の素冷凍食品、OKANの3社は25日、新サービス発表会を開催。この中で味の素冷凍食品経営企画部の羽藤耕一郎経営企画グループ長は、2024年1月から発売し、57種類のラインナップを揃えている「あえて、」について、「おいしさと栄養バランスが両立した冷食は難しいとされてきたが、お米は独自技術でおいしさを見える化し、ふっくらしたおいしいお米に仕上げ、おかずも塩分を抑え、食べるだけでのお弁当ではなく、健康・栄養面でも工夫した」。

「あえて、オフィス。」の専用冷凍庫)
「あえて、オフィス。」の専用冷凍庫)

 協業について味の素の執行理事冷凍食品事業部の幸村太郎部長は、「パーパスとしてWell-beingの貢献を掲げる味の素グループは、職場の栄養改善も重要なミッションだった。何とか職場でも栄養バランスがとれた食事を提供したかったが、自前では難しいと判断し、置き型社食のトップランナーであるOKANと協業に至った。今後は製品提供にとどまらず、従業員の生活改善に向けたプログラム提供やアプリを通じた食事提供などを考えている」。

 OKANの沢木恵太社長は、職種や勤務形態によって異なる、働く現場の複雑なニーズへの対応力を高め、人材定着における支援領域のさらなる拡大を目指しているとし、「『オフィスおかん』は3,000拠点以上に導入。『あえて、オフィス。』では専用冷凍庫の貸与のほか、専任スタッフによる活用支援等がサービスも行う。価格は月額 9万円台〜(商品代金を含む・初期費用別) 。数十億円規模を見込んでいる」など説明した。

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