大塚食品は3月2日、「凍らせるとお肉がおいしくなる」を訴求する下味冷凍調味料「メインディップ」を新発売して、おかずの作り置きに新風を吹き込む。
同商品は、ジッパー付きの専用パウチにソースが入ったもの。多彩な肉料理に対応できるように5品を取り揃える。
この中の1品「豚ロース玉ねぎのしょうが焼」を一例に挙げると、豚ロースまたは肩ロースうす切り肉を約250g食べやすいサイズにカットして専用パウチに直接入れ、もみ込んで冷凍保存する。
調理の際には予め解凍し、別途用意した玉ねぎ(中1/2個・100g)とともにフライパンで炒める。
解凍は、夕食の場合、前日の夜か当日の朝に冷蔵庫に移すことを推奨。急ぎの場合は流水で行う。
3人分の大皿料理を想定し、家族に温かい料理を食べさせてあげたいと考える30-40代の子育て・共働き世帯をメインターゲットとする。
メインターゲットの多くが抱えるとされる献立ストレスを解消するものとして提案していく。

2月20日、発表会に臨んだ角和卓製品部ミライフードソリューションチームリーダーは既婚女性(有職女性)30~60代576人を対象にした同社調査を引き「共働きが増えているにもかかわらず7割以上の方が週5日以上夕食を作っているというような実態がある。夕食の準備でストレスに感じていることに関する設問では『献立を考える』が6割を超えた」と説明する。
外部調査から、料理を楽にするために作り置きや事前の下準備をしている人の割合が高いことも踏まえて「メインディップ」を開発した。
「 食材に関して冷凍にすることと下味をつけることに我々は注目した」という。

おいしさのポイントは、冷凍と解凍にある。
下味冷凍することで、さらにおいしさが高まるように、肉にしっかりしみ込む味のバランスを追求した。
「味がしっかりしみ込むための下味冷凍設計で肉の臭みも抑えられることが分かっている。ソースの原材料にもこだわり、シンプルで分かりやすいものを使用している。解凍することでソースの味がしみ込みムラなく焼けるのもポイント」と胸を張る。
「鶏ももポテトのハニーマスタード」を用いて下味冷凍なしと下味冷凍ありで調理後の鶏もも肉中の各成分量を比較したところ、下味冷凍なしを100とした場合、甘味(フラクトース)が約4.1倍、塩味(ナトリウム)が約2.4倍、酸味(酢酸)が約6.1倍となった。
一方、肉の臭みについては、ヘキサナールが約59.1%減、(E)-2-ノネナールが約46.4%減と大幅に低減した。

「メインディップ」のシリーズ名は、メインディッシュである肉にソースをしみ込ませることを、遊び心を持たせて表現すべくネーミングされた。
冷凍と解凍を肝とすることから、パッケージデザインは青色の配色が目立つようにした。
「冷凍することで一番おいしい状態になることを目でも理解していただきたい」との想いを込めた。
肉にソースをしみ込みやすくするため、専用パウチは大きく、透明の窓をつけている。
透明の窓をつけることで「肉がソースと絡み合うのを確認できる」と述べる。

下味冷凍調味料は、競合商品が既に存在するものの、振興カテゴリであることから浸透にあたっては生活者の若干の行動変容を必要する。
「お肉をソース入りの袋に入れて冷凍するというのは生活者の方々にとって慣れない所作だと感じており、店頭でマネキンによる実演で食べていただくことが一番大事。店頭露出以外にもイベントなどで食体験の機会を増やしていきたい」との考えを明らかにする。
コミュニケーションは、WEB動画を各媒体で配信して認知を獲得しているほか、料理系のメディアとのタイアップなどを検討していく。
売場は調味料売場のほか、専用什器を用意して精肉売場での販売も提案していく。
「メインディップ」のラインアップは、「鶏ももポテトのハニーマスタード」「豚バラキャベツのローストガーリック炒め」「豚ロース玉ねぎのしょうが焼」「鶏ももトマトのタンドリー」「豚バラなすのバルサミコ炒め」の計5品。
5品とも内容量は70gで、希望小売価格は税別280円。


