飲料系飲料カゴメ にんじんジュースを第二の柱に育成 プレミアムに「甘しぼり製法」導入

カゴメ にんじんジュースを第二の柱に育成 プレミアムに「甘しぼり製法」導入

 カゴメは27日から新製法「にんじん甘しぼり製法」で甘さを極めた「にんじんジュースプレミアム」と、北海道産の旬のにんじんとネーブルオレンジなどの果実を独自ブレンド技術で組み合わせた「野菜生活100北海道産旬にんじんmix」(何れも数量限定)を同時発売。「にんじんジュースをトマトに続く野菜の第二の柱として育成し、店頭での訴求力を高め、にんじんの価値向上を図る」(マーケティング本部飲料企画部1グループの畑迫亜季主任)。

 発売前の試飲会で畑迫氏は「にんじんジュースの購入理由として美容や肌期待からのエントリーの兆しがあるが、味が想像できないとか、おいしそうに感じないな」どの課題も指摘。これらを新製品のにんじんジュースのマーケティング戦略を活かす。

にんじんジュースの陳列例
にんじんジュースの陳列例

 「にんじんジュースプレミアム」(720ml PET店頭想定価格税込み400円前後、195ml紙容器155円前後)に採用した新製法「にんじん甘しぼり製法」は、にんじんを切らずに茹でてから搾る独自製法。甘みとコクを最大限に引き出し、雑味の少ない味わいを実現。にんじん本来のミルキーな甘さが楽しめる。「にんじんは傷がつくと青臭く嫌な臭いが出る。そこでアク抜きや必要最低限加熱し、傷付ける前に茹でて青臭さを起こさせないようにした」(商品開発本部飲料・食品開発部飲料開発1グループの今井康平主任)。

 新製法により驚きの甘さを実現したプレミアムには、北海道産のにんじんと、茨城県等を産地とする香り豊かな加工用にんじんを使用。旬のにんじん以外何も加えていない。

方針を発表する畑迫亜季主任(左)と今井康平主任)。
方針を発表する畑迫亜季主任(左)と今井康平主任)。

 今年は、新製法による驚きの甘さと、国産にんじんの価値をより多くのお客様に伝えるため、コミュニケーション活動を強化。昨年に続き、全国の店頭でカゴメ社員による試飲活動を実施するとともに、商品の特徴や製法をわかりやすく紹介するブランドサイトをリニューアルし、情報発信を充実させる。店頭プロモーションとして全国の量販店でお客様と直接コミュニケーションしながら美味しさの価値を伝達。文筆家・イラストレートの能町みね子さんを公式普及委員長に起用。プロモーションやSNSキャンペーンなどを通じて情報発信する。

 北海道産の旬のにんじんを使用した冬限定「野菜生活100北海道産旬にんじんmix」(720ml PET400円前後、200ml紙容器155円前後) は、北海道の豊かな大地で育てられたにんじんを使用。ミルキーな甘さが特徴のにんじんにネーブルオレンジなどの果実を組み合わせることで、にんじん本来のほっこりとした甘さが引き立つ、濃厚でやさしい甘みが楽しめる野菜・果実ミックスジュース。パッケージは堂々とした素材のおいしさ表現とクラフト調背景で個性を際立たせ、生産者の想いを伝えるストーリー性あるデザインにした。

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