近畿菓子卸商業組合は9日、帝国ホテル大阪で新春賀詞交歓会を開催、来賓、組合企業、メーカーなど約250名が出席して新年を祝った。”製販が繋がりを持ちお菓子の持つ力で未来を拓く”を掲げた今回、谷上浩司理事長(冨士屋社長)は「賀詞交歓会で最も大切なのは志を一つにすること。作る側、売る側の論理ではなく、一消費者として心から喜べる商品価値とその価値を正しく届ける方法を模索したい」と挨拶し、「時代が変化しても菓子が人々に与える喜び、癒しの価値は変わらない。伝統を守りつつ新しい価値を近畿から発信したい」と呼びかけた。

続いて藤川正英・農林水産省近畿農政局次長が官公庁を代表して祝辞を述べ、メーカー代表の太田栄二郎・全日本菓子協会会長は、昨年開催されたあさひかわ菓子博の成功について言及しながら「更なる人口減が予想される2040年の食品需要は、2018年比で生鮮が75%、外食95%に対し、菓子は100%と予測されている。これは高齢化社会になり、付加価値が高く健康要素をもつ菓子に需要が回帰するということではないか。菓子業界にはまだチャンスがある。昨年のあさひかわ菓子博でも感じたが、国内消費者にも海外市場にも日本の菓子の価値を伝えていきたい」と述べた。
会は江崎勝久・江崎グリコ会長の辞で祝宴に入り、和やかな懇親が行われた後散会した。
