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産学官連携食創会「安藤百福賞」 大賞に東大大学院 高柳教授 「骨免疫学」を提唱

食創会「安藤百福賞」 大賞に東大大学院 高柳教授 「骨免疫学」を提唱

 「食創会 ~新しい食品の創造・開発を奨める会~」(会長=小泉純一郞元内閣総理大臣)は、このほど「第30回安藤百福賞」の「大賞」(副賞:賞金1000万円)に東京大学大学院医学系研究科免疫学教授の高柳広氏を決定した。

 受賞テーマは「骨と免疫をつなぐ新領域『骨免疫学』の提唱と健康長寿社会への貢献」。高柳氏は、骨組織と免疫系の相互作用に着目し、「骨免疫学」と名付けた新しい学問領域を創始。関節リウマチ、歯周病、骨粗しょう症の発症機序の解明や新たな治療法の開発に取り組んできた。破骨細胞分化因子(RANKL)や免疫を調節する様々なタンパク質(サイトカイン)からなる分子ネットワークを明らかにした一連の研究は、老化に伴う骨粗しょう症や口腔疾患の予防、さらには炎症制御に資する食品の開発に科学的根拠を与えるもので、健康長寿社会の実現に貢献することが期待される。

 「優秀賞」(同300万円)には芝浦工業大学システム理工学部生命科学科教授の越阪部奈緒美氏による「感覚栄養学~食の官能特性と生体機能のクロストーク~」、福島大学理事兼食農学類教授の松田幹氏による「植物性良質タンパク質源としての米および高タンパク質米の利用に関する基盤研究」、徳島文理大学薬学部教授兼生薬研究所教授の山本博文氏による「藻類成長促進因子を用いた有機あおさ海苔の完全陸上養殖と通年養殖システムの開発」の3人、「発明発見奨励賞」(同200万円)にはテキサス大学サウスウェスタン医学センターアシスタントプロフェッサーの尾畑佑樹氏ら2人を選出した。表彰式は3月10日に都内のホテルで開催する。

 食創会は安藤スポーツ・食文化振興財団(理事長=安藤宏基日清食品ホールディングス社長・CEO)が主宰。「安藤百福賞」表彰事業(後援:文部科学省、農林水産省)は1996年から行っている。

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