キユーピーのフードサービス(業務用)事業は、25年12月からの新年度で「サラダファースト」を加速させるとともに、タルタルソース市場の拡大を目指す。
「サラダファースト」は、サラダの喫食機会を増やすことで食と健康に貢献することを念頭においたキャッチフレーズ。サラダの魅力を人々に伝えるべく23年から具体的な取り組みを進めている。26年度からは、社長直下のプロジェクトとしてグループ一丸により推進を加速させている。25年度は米国でトレンドとなっている野菜、肉やチーズなどのたんぱく質、フルーツ、トッピングなどを組み合わせたパワーサラダを提案。フードサービスの社員が推薦するドレッシングをランキングにした「推しドレ」を展開するなど、トレンドに合致した提案を進めた結果、ホテルや飲食店での採用例創出が進んだ。
タルタルソース市場の拡大では、新規需要の創出を目指す。家庭用との施策連携と独自ラインアップを活用。業態横断の新メニューを生み出す。
26年度の戦略についてフードサービス販売統括執行役員の山田秀春氏は「『サラダファースト』では、好きな食材を野菜とともに食べてもらう『with ベジタブル』の提案を引き続き進める。タルタルの利用は進んでいるが、夏場に食べてもらうメニューを強化したい。から揚げ、バーガー、おにぎりのほか、冷やしうどんや冷たいチキン南蛮など、タルタルソースを使った新たなメニューを創出する。最近はタルタリストという言葉を聞くようにもなっており、取り組みを進めることでファンを増やしたい」と語った。
同社フードサービスの25年度は、インバウンド需要の増加による外食市場の回復などで増収も、利益面では鶏卵価格高騰にともなう原材料高の影響を受けている(第3四半期まで)。2月6日に発売を予定する新商品は、タルタルソースの新規需要創出や環境対応、人手不足などの課題解決、メニューの高付加価値化を主軸とした内容となる見通しだ。
