UCC上島珈琲は12月22日、業務用レギュラーコーヒー製品の一部と家庭用レギュラーコーヒー製品4品目を、2026年3月1日納品分から価格改定すると発表した。
原材料、包装資材、物流費、エネルギー価格の高騰が継続していることに加え、直近では急激な円安が加速しており、コーヒー生豆の調達価格に多大な影響を受けていることを受けた動き。
業務用レギュラーコーヒーの価格改定の対象品目数は非公表。
家庭用レギュラーコーヒーの価格改定の対象品目は粉タイプの「おいしいカフェインレスコーヒー 160g」と、ドリップバッグタイプの「おいしいカフェインレスコーヒー ワンドリップコーヒー 8杯」「同 16杯」「同 コク深め 8杯」の計4品。
小売店の実質店頭価格は10~18%上昇する見込み。
一例を挙げると、「おいしいカフェインレスコーヒー ワンドリップコーヒー 8杯」の店頭での想定価格は、現在が508円(税抜)の場合、598円(税抜)に改定されるとみられる。
世界的なコーヒー需要の増加や生産国の異常気象による供給量の減少による原料高は2024年から続いており、2025年には二大品種のアラビカ種・ロブスタ種ともに過去最高値を記録した。
