国分グループ本社は訪日外国人向けグルメプラットフォーム「byFood(バイフード)」を運営するテーブルクロス社(本社・東京都渋谷区、城宝薫代表取締役CEO)と共創し、11月27日に訪日外国人向け「高付加価値な酒蔵体験」のトライアルツアーを東京・福生市の田村酒造場で実施した。
この取り組みは、外国人日本酒ファンの拡大と海外での日本酒市場の拡大を目的に、訪日外国人が求める「その土地の文化や歴史に触れる体験型旅行」へのニーズに応えるものとして企画。
国分グループが持つ全国蔵元とのネットワークと、テーブルクロス社による訪日外国人の行動データと多言語での体験設計のノウハウを掛け合わせ、訪日外国人が日本酒文化をより深く理解できるツアーを実施した。
当日は、「Discover Your Sake-A Bespoke Tasting Journey in Tokyo」~心を満たす一杯に出逢う~をツアーコンセプトに、東京福生市の田村酒造場を訪問。蔵元によるウエルカムセレモニーに続き、酒造見学、体験者の好みに合わせたお酒の探求、東京・中目黒「鮨宇田津」店主によるラグジュアリーランチ(秘蔵酒とのペアリング付き)などのプログラムを体験。ツアーの最後には参加者が作成したオリジナルラベルの日本酒をお土産として手渡した。

両社は今回のトライアルツアーの知見を生かし国分グループが持つ全国の蔵元ネットワークとテーブルクロス社の観光コンテンツ企画・開発に関する知見および情報発信プラットフォームを融合させ、高付加価値なツアープログラムを本格的に展開していく。12月中旬からテーブルクロス社のプラットフォーム「byFood」にて酒造体験ツアーのリクエスト予約の受付を開始。同プラットフォームを通じて海外向けに情報発信を行い、体験コンテンツの認知拡大を図る。
両社は今後も日本酒文化を深く理解し体験できるプログラムを提供し、外国人の日本酒ファンを増やし、海外における日本酒の認知度向上と流通拡大を目指す。
2025年の訪日外国人旅行者数は10月までに3500万人を突破し、過去最高ペースで推移している。富裕層旅行者を中心に、その土地の文化や歴史、自然などに触れる体験型旅行への関心が高まっていることや、ユネスコ無形文化遺産に「伝統的酒造り」が登録されたことにより、日本酒に対する興味・関心がますます高まっており、酒蔵体験は訪日外国人旅行者にとって魅力的なコンテンツの一つとして期待されている。
テーブルクロス社が運営する訪日外国人向けグルメプラットフォーム「byFood」は、日本の食体験に特化した検索・予約サービスを提供。登録者数20万人以上のYouTubeチャンネルでの文化・ストーリーに焦点を当てた動画配信や、インスタグラムなどSNSを活用し月間1000万人以上のリーチを通じて、外国人旅行者向けにフードツアーや料理教室などの食体験プログラムを発信している。
