味の素AGFは「ブレンディ」インスタントコーヒーで牛乳・豆乳・アーモンドミルク・オーツミルクなどとの相性の良さを伝えるカフェオレ訴求を展開して、新規ユーザーの取り込みや既存ユーザーの飲用杯数の増加を図っている。
10月23日から同社公式YouTubeチャネルで榮倉奈々さんを起用した「カフェオレちゃんの幸せ」篇を公開。
12月11日からは、都立明治公園内の「Meiji Park Market」(東京都新宿区)で4種のミルク(牛乳・豆乳・アーモンドミルク・オーツミルク)から好みの3種を選んでカフェオレを飲み比べできる試飲イベントを14日までの4日間限定で開催している。
イベントでは自宅でもカフェオレづくりができるように様々なお土産も数量限定で取り揃える。

11日、オープニングイベントで河村有里コンシューマービジネス部インスタントコーヒーグループグループ長代理は「『ブレンディ』インスタントコーヒーはそのままミルクに入れてさっと溶けるのが特長。今回、コーヒーのカスタマイズ性を広げるミルクの存在に再注目して自宅でも簡単にカフェ気分が楽しめる訴求をかなり強めている」と語る。
イベントやイベント体験者からの発信を通じて、新規ユーザーの獲得として期待を寄せるのが20~30代女性層。
昨年同時期に開催した「ブレンディ」インスタントコーヒーの体験イベントでは「4日間で2500人を超えるお客様に価値を体験いただき、特に20~30代女性の来場者数が想定を上回った。インスタントコーヒーに馴染みが薄い世代にも体験いただけた良い機会となった」という。

今回、豆乳が第4次豆乳ブームに沸くなど植物性ミルクの盛り上がりを加味した試飲イベントに仕立てたことで、新規ユーザーの取り込みを加速させる。
既存ユーザーの飲用杯数増加は、ブラックでしか飲んだことのないユーザーに気づきを与えることで実現していく。
インスタントコーヒーは一般的に一杯十数円という比較的手頃な経済価値も特長。同社はこの経済価値やコスパの高さも昨年から訴求している。
販売動向や市場見通しについて「レギュラーコーヒーやリキッドコーヒーを飲まれている方々がインスタントコーヒーのコスパの良さに気づかれて流入してきている。成熟市場ではあるものの、若年層に目を向けると購入率も高くリピート率も高い。若年層へのアプローチが今後の鍵」との見方を示す。
