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飲料嗜好飲料味の素AGF、コーヒーエントリー層でもある大学生との接点を重視 学生の参加意欲向上へ共創したアイデアの具現化を促進
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味の素AGF、コーヒーエントリー層でもある大学生との接点を重視 学生の参加意欲向上へ共創したアイデアの具現化を促進

 味の素AGFは、コーヒーエントリー層でもある大学生との接点を重視し、2022年から部署ごとに学生とアイデアの共創に取り組んでいる。

 次世代ユーザーのニーズやインサイトを汲み取り販促や商品企画に活かしていくことが目的。
 共創に関わった学生に企業や商品に好意を抱いてもらうことも期待する。

 10月29日、味の素AGF本社(東京都渋谷区)で東京支社ギフト営業グループの社員に向けて、百貨店向けギフトの販促企画をプレゼンテーションするのは11人の学生。今回は、代表して近藤流(はる)さん(大学3年)、中田莉子さん(大学2年)、柴田皓耀さん(大学3年)が取材に応じた。

左から東京支社ギフト営業グループの遠藤光希氏、石関芳行氏
左から東京支社ギフト営業グループの遠藤光希氏、石関芳行氏

 「SNSで他人の幸せが簡単に覗けてしまう時代になり、他人の幸せと比べて自分の幸せのハードルが高くなっているのが課題」と捉え、その課題解消に向けた販促を提案するのは中田さん。
 近藤さんは、コーヒービギナーの貰い手を想定した販促、柴田さんは就活生に向けてメッセージが送れる販促をそれぞれ提案した。

 プレゼン1週間前のオリエンテーションから学生と接してきた味の素AGFの遠藤光希さんは「ギフトは相手との距離を縮めて関係を築くためのものだと思っていたが、近すぎない程よい距離で関係をあまり重たくしたくない需要もあることに気づかされた」と語る。

 味の素AGFの石関芳行さんも「我々とは価値観が随分異なり、ギフトという言葉が死語になりつつある。ギフトというと少し硬いイメージに捉えられ、逆にプレゼントと表現すると、すんなり受け入れられるようだ」と気づきを得る。

 今回、社員らからアドバイスを受けた学生は“壁打ち”と称する個別の打ち合わせを経て1週間後に最終プレゼンに臨む。そこでは課題設定力、流通への提案力、AGFらしさ、プレゼン能力が問われる。

 学生との接し方について遠藤さんは「考えてこられたことをいかに引き出して次につなげられるか、気をつけている」という。

 石関さんは「学生にも買っていただけるような販促を知りたいのだが、気を使ってしまうと本来求めていることが出てこない可能性がある。社員と接しているように、できる限り忖度なく率直に意見するように心がけている」と述べる。

10月29日のプレゼンテーションの様子
10月29日のプレゼンテーションの様子

 このオリエンテーションから最終プレゼンまでの3週間にわたる共創は、「ミラファンプロジェクト」(ミラファン)の枠組みで行われている。

 ミラファンは、脱炭素社会の実現を目指したビジネスコンテスト「デカボチャレンジ」(主催: Earth hacks社)から派生した学生との共創プラットフォーム。未来のファンとなりえる可能性がある学生との活動として、略してミラファンとネーミングした。

 活動にあたってはEarth hacks社と協業し、大学生らと交流しながら、未来に向けた新たな価値を共創している。

 Earth hacks社の社員は、学生と味の素AGFをつなぎ、プレゼンでは主に司会進行をつとめる。
 一方、味の素AGF社内で学生との共創を希望する部署を募り調整役を務めるのはネットワークビジネス部(旧ビジネスクリエイション部)。

 同部は2022年から学生との接点を持つことを目的にデカボチャレンジに毎年1回参加。デカボチャレンジ終了後も味の素AGFと継続的に共創する仕組みとしてミラファンを23年11月に発足した。

 デカボプロジェクトのデカボは脱炭素(Decarbonization)の略。ミラファンに参加する学生の多くは、デカポプロジェクトを経由するため環境への意識が高く、食品企業への就職も選択肢の一つとして考えている。

 今までコーヒーやAGF商品と接する機会が少なかったという近藤さんは「社員の方々とお話する機会がたくさんあり、印象がよくなる一方」と笑みをうかべる。

 中田さんは「企画や開発に興味があり、今取り組んでいる内容が将来につながっていく感じがする」と語る。

左からネットワークビジネス部D2C・新ビジネスグループの加藤優佳氏、畑谷顕久氏
左からネットワークビジネス部D2C・新ビジネスグループの加藤優佳氏、畑谷顕久氏

 ミラファンは、希望する味の素AGFの各部署が課題を持ち寄り学生と共創する。今回のギフト販促に関する最終プレゼン終了後、継続を希望する学生は次の課題に挑む。

 ミラファンの運営を担当するネットワークビジネス部の加藤優佳さんは、これまでの成果の1つとして、ミラファンで学生が考案したTikTokの構成案をベースに作成した「ブレンディ」ポーションシリーズの動画を挙げる。

 同動画はTikTokをはじめとする味の素AGF公式アカウント8月2日に公開したところ再生回数は100万回を突破した。

 「過去3年間は、学生のインサイト発掘を一番の目的としていたため、頂いたアイディアを形にすることまで視野に入れていなかった。今回は、初めて学生さんとの共創で成果物を生み出すことができた。」と加藤さんは胸を張る。

 加藤さんとともに運営に携わる畑谷顕久さんは今後について「ミラファンが終わった後も何かしらの形で学生とつながっていきたい。もう1つはTiKtok動画のようにアプトプットを増やしていきたい」と意欲をのぞかせる。

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