日本酒「八海山」を醸造する八海醸造グループは、3月にパートナーシップ契約を結んだMLBロサンゼルス・ドジャースのワールドシリーズ2連覇を記念し、ドジャースカラーに彩った「純米大吟醸 八海山」を12月1日から日本国内で限定販売する。11月18日に都内で発表会を開催。コラボ第1弾で7月から「特別本醸造」をブルーボトルで展開中だが、南雲真仁社長は「(ドジャースや大谷翔平選手のファンなど)日本酒を知らなかった方にも興味を持っていただくキッカケになっている」と手応えを話した。
同社は「SAKEを世界飲料に」を合言葉に国内外で商品施策やプロモーションを積極的に展開している。その目玉がドジャースとのコラボレーションだ。「Hakkaisan(八海山)」は同球団の公式日本酒にも採用され、シーズン中はスタジアムで提供されたほか、アメリカの一部地域(ロサンゼルス、ラスベガス、ハワイ)では現地限定品を発売した。
会見にはドジャース球団グローバル・パートナーシップ部バイスプレジデントのジーン・ヴェター氏も出席。「スタジアムには世界中から年間450万人が来場する。『八海山』を通じて日本酒の魅力や価値をしっかりと伝えていける意義は大きい」などと話した。
限定発売する「純米大吟醸 八海山 ブルーボトル ワールドシリーズ優勝記念ラベル」は、ワンランク上の定番品「純米大吟醸 八海山」がドジャーブルーをまとった特別仕様。「お祝いの気持ちを込めて純米大吟醸を選ばせていただいた」(南雲社長)。原料米には山田錦、五百万石、美山錦を使用し、お米の上品な甘やかさが感じられつつ、八海山らしいキレが良くて飲み飽きしない食中酒に仕上げた。精米歩合45%、アルコール分15・5%。価格は税込3300円。



