15.2 C
Tokyo
17.4 C
Osaka
2025 / 11 / 05 水曜日
English
飲料系酒類人手不足の飲食店を支援 樽生品質向上へサッポロビールが無料セミナー 接客術も伝授
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

人手不足の飲食店を支援 樽生品質向上へサッポロビールが無料セミナー 接客術も伝授

非正社員の人手不足の割合が、業種別でトップの外食産業。少ない人員をカバーするための生産性向上が大きな課題となっている。

外食企業が抱える課題の解決に向けて、サッポロビールでは飲食店向けのオリジナルセミナー「サッポロビヤらぼ」を通じたサポートを行っている。

「サッポロ生ビール黒ラベル」などパーフェクトな樽生ビールの提供方法や接客力アップの秘訣とともに、得意先飲食店の生産性を引き上げるためのカギを伝授する。

「外食頻度が減るなかでも、いいものを食べたい、飲みたいという気持ちに変わりはなく、パーフェクトな生ビールを求めるユーザーは一定数いる。提供品質を高める取り組みが、お客様の満足度向上やリピーターの獲得につながると信じている」(外食営業本部樽生品質グループリーダー 永崎雅也氏)。

オンラインをベースに、飲食店向けに週1回実施している無料セミナー。パーフェクトな樽生ビールに必要な絶対条件「クリーミー」「クリア」「コールド」の“3C”を実現するために、機器の洗浄や樽温度測定、ヘッドの装着方法など具体的なポイントを動画で伝授。さらに、来店客に楽しい時間を過ごしてもらうための接客術もレクチャーする実践的な内容だ。

同社による「ザ・パーフェクト黒ラベル」認定店は、昨年までに約6300店に拡大。26年には8000店を目指す。認定後に樽生ビールの販売数が106.1%(24年/容量ベース)に伸びるなど、着実に実績を重ねている。

人手不足で従業員教育も十分にできない企業が多いなか、「ビヤらぼ」の活用で誰でも一定品質の樽生提供が可能に。一層のサービス向上や顧客満足度アップに貢献している。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点