キリンビール福岡工場(渡邊康司工場長)は10月17日、同工場でクラフトブルワリー4社〈杉能舎ビール(福岡市)、FUKUOKA CRAFT BREWING(福岡市)、宮崎ひでじビール(宮崎県延岡市)、MOJIKO BEER(北九州市)からの参加者〉とクラフトビールの品質向上のための官能評価会を開催した。
同評価会はクラフトブルワリー各社のビールの分析をキリンビールで行うとともに、その分析値を元にした科学的な裏付けによる官能評価を通じて各クラフトブルワリーの品質向上につなげることを主目的としている。キリンビールで2022年からスタートしており、福岡工場では2023年、2024年に続いて今回で3回目の開催となった。
参加したブルワリーからは「改善点を発見できて勉強になった」「悩んでいた課題について良いアドバイスをもらえた」「長年自分たちの経験や感覚だけでやってきたが分析できる項目を数値で見える化してもらえることは大変ありがたい」などの意見が飛び交った。
「同評価会は各社ブルワリーさまの課題の発見や解決にご活用いただいており、年ごとにレベルアップしている。品質が高いブルワリーが増えることで、そのブルワリーを起点として人が集まりコミュニティが活性化し地域貢献につながることになる。今後も各地のブルワリーさまと一緒にビールの魅力化や市場の活性化に取り組んでいく」(キリンビール福岡工場)としている。



