9.4 C
Tokyo
8.6 C
Osaka
2025 / 12 / 04 木曜日
ログイン
English
農水畜産業米{コメ}味の素 「白米食べたい」7割超 糖質ケア1200人調査
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

味の素 「白米食べたい」7割超 糖質ケア1200人調査

味の素社は、糖質ケアの当事者1200名を対象に「白米損失による幸福度調査」を実施し、10月17日に本社で結果発表会を開いた。

調査によれば、「白米を食べながらでも『糖質ケア』ができる方法があれば取り入れたい」という人は約8割(78・7%)に上り、糖質ケア中で白米を抜いている人(522人)のうち「本当は白米を食べたい」と感じている人は7割を超えた。

味の素は、2024年3月に炊飯器専用調理料「白米どうぞ」を発売している。独自酵素の働きで食品の「糖質の消化吸収のされやすさ」を表す指標=GI値を玄米並みに抑えられる商品。「白米どうぞ」プロダクトマネジャーの塩谷美咲氏は発表会で「24年比で出荷金額が2倍以上に増えている」と明かした。

発表会には管理栄養士の青木茜氏も登壇し、「白米を過度に制限すると食物繊維やビタミンなど必要な栄養素の摂取が不十分になる可能性がある。白米を食べながらの糖質ケアが望ましい」とコメント。

お笑いコンビ「ブラックマヨネーズ」の小杉竜一さんも登場し、「一人だけ家族と違うものを食べるのがつらかった」など自身の糖質制限にまつわるエピソードを披露。炊飯器に入れて炊くだけで白米摂取時のGI値を抑制できる「白米どうぞ」のメリットを強調した。

味の素は10月24日から11月7日まで「白米我慢できないよ 大喜利 Xキャンペーン」を実施。小杉さんの顔写真に「糖質ケア当事者の本音」を添えて投稿する企画で、日々の食事に関する悩みや負担などを安心して語れる場作りを目指す。投稿者の中から抽選で50名に「白米どうぞ」(7本入袋)をプレゼントする。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点