サントリーが「クラフトボス」に加えて「スターバックス」でペットボトルコーヒーを展開する理由

 スターバックス・コーポレーションとサントリー食品インターナショナルは、ペットボトル(PET)コーヒーの新シリーズ「スターバックス COFFEE OF THE DAY ブラック」と「同 カフェラテ」を9月9日に新発売した。

 「クラフトボス」でPETコーヒーを展開するサントリーにとって、「スターバックス」ブランドでもPETコーヒーを展開する理由は、PETコーヒーユーザーの新規獲得にある。

 ”PETコーヒーはおいしさが落ちるのでは”というイメージから、PETコーヒーをまだ手に取っていない生活者に対して、スターバックス社とタッグを組み、より多くの生活者にカフェのような心地よい気分と高品質なコーヒーを楽しんでいただくことができるのではないかと同社は判断した。

 「クラフトボス」を担当するSBFジャパンブランドマーケティング本部の野々村亮氏は8月25日、取材に応じ「『スターバックス』だったらPETコーヒーに手を伸ばすきっかけになり、それをきっかけに『クラフトボス』も飲んで下さると考えている。より品質感を求められるお客様にまず『スターバックス』を手に取っていただき、その後に『クラフトボス』も飲んでいただけるよう戦略的に展開している」と説明する。

 強みの異なる両ブランドでPETコーヒー市場を盛り上げていくという。