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飲料嗜好飲料脂肪を燃やして熱に変える褐色脂肪細胞は加齢とともに減少 褐色脂肪細胞の代替となりうるコーヒー由来トリゴネリン UCCが発信

脂肪を燃やして熱に変える褐色脂肪細胞は加齢とともに減少 褐色脂肪細胞の代替となりうるコーヒー由来トリゴネリン UCCが発信

 UCCグループは、9月24日から27日の4日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている「SCAJ ワールド スペシャルティコーヒー カンファレンス アンド エキシビション 2025(SCAJ2025)」にブースを出展し、3つのテーマの1つにコーヒーの健康機能最新研究を掲げ、コーヒー由来の成分「トリゴネリン」アピールしている。

 UCC上島珈琲の植田恵美R&D本部研究開発部担当課長は「コーヒーに含まれる成分は1500種以上あり、この中で注目したのはトリゴネリン。我々はこれをカフェイン、クロロゲン酸類に次ぐ第三の健康成分として注目し研究している」と語る。

 同社がトリゴネリンの研究を進めた結果、BMIが高めの人の安静時のエネルギー消費をサポートする効果があることが明らかにされた。

UCC上島珈琲の植田恵美R&D本部研究開発部担当課長(右)と池谷医院の池谷敏郎院長
UCC上島珈琲の植田恵美R&D本部研究開発部担当課長(右)と池谷医院の池谷敏郎院長

 ヒト試験を実施したところ、BMIが23以上の被験者は、トリゴネリン接種8週後の安静時のエネルギー消費量がプラセボ摂取群と比較して優位に高くなることが判明。
 8週間後のプラセボ群との安静時エネルギー消費量の差は200kcalで「ご飯お茶碗一杯分、1時間のウォーキングに相当する」という。

 ブースに招かれた池谷医院の池谷敏郎院長は安静時のエネルギー消費の重要性を訴える。
 池谷院長は「代謝には、じっとしている状態での基礎代謝、食事により誘発される食事代謝、体を動かしたときの身体活動代謝の3種類がある。1日のエネルギー消費量のうち、約70%は基礎代謝と食事代謝という安静時の代謝が占めている」と語る。

 基礎代謝の際にポイントになるのが、取り込んだ脂肪を貯め込まず燃焼させる褐色脂肪細胞だが、この細胞は加齢とともに減少してしまう。

 トリゴネリンは、この加齢とともに減少してしまう褐色脂肪細胞の代替となりうる。
 トリゴネリンを摂取すると白色脂肪細胞がベージュ脂肪細胞に変化するよう促し、ベージュ脂肪細胞は取り込んだ脂肪を燃焼するようになる。これにより、安静時のエネルギー消費が向上したと考えられる。

 会場では、トリゴネリン入りコーヒーをUCCグループのエレイン・ウォン氏がサイフォン抽出を実演して提供。試飲できるようになっている。

 ブースではトリゴネリンに関する20分程度のセミナーを1日4回開催しているほか、抽出競技会のチャンピオンが水素焙煎コーヒーを使ったラテアートを実演するコーナーや新しいコーヒー文化として「食べるコーヒー」の異名を持つコーヒー食品「ヨインド」を紹介するコーナーを設け、3つのテーマでUCCの取り組みを発信している。

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