逆光線(コラム)「考え続ける者」こそ
カナエ モノマテリアルパッケージ

「考え続ける者」こそ

おなじみ「鳩のマーク」と「7&i」のロゴが交互にあしらわれた四面の看板が全面「鳩」に変わって数か月。イトーヨーカ堂がたどった紆余曲折の歴史は、日本社会の消費変遷を如実に映し出している。

▼かつて群雄割拠したGMS大手が00年代以降は食品事業への集中に舵を切る中、前身「羊華堂洋品店」時代からの祖業であるアパレルの自主運営から撤退を決めたのはつい2年前。その年の春には創業者・伊藤雅俊氏が亡くなっている。

▼「セブン-イレブン・ジャパンと同一グループであることが、グループの将来に資すると確信している」とセブン&アイHDの井阪隆一社長(当時)が強調してから3年。追求し続けたコンビニとスーパー事業のシナジーによる浮上は果たせず、別々の道を歩むことになった。

▼進化論になぞらえ「強い者が生き残るのではない。変化する者が生き残るのだ」とよく言われる。だが自然界で生き残ったのは、環境に合わせて自ら変化したのではなく、突然変異でたまたま有利な形質を獲得した強運の持ち主たち。対して、人間は自らの意志で自らを変えられる。「常に考え続ける者」こそ生き残るのだ。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。