北海道で「鉄道×トラック」輸送実施 CO2排出量約43%削減を見込む 食品6社とF-LINE

食品企業など7社は、鉄道とトラックを組み合わせた「モーダルコンビネーション」のトライアル輸送を9月から行う。

参加するのは味の素とカゴメ、日清オイリオグループ、日清製粉ウェルナ、ハウス食品グループ本社、Mizkanの食品メーカー6社と物流企業のF-LINE

モーダルコンビネーションは、北海道地区共同配送拠点(札幌市)から帯広中継拠点(帯広市)までの中距離幹線トラック輸送を鉄道輸送へシフトし、中継拠点から納品先への近距離配送は柔軟な対応が可能なトラックを利用するというもので、トラック輸送の一部を鉄道輸送に切り替えて、札幌~帯広間の幹線輸送におけるCO2排出量の約43%削減を見込んでいる。

現状、輸送手段はトラックが一手に担っており、トラックドライバーなど物流業界の労働力不足が深刻化することで「運べないリスク」の発生は避けられない問題と捉えており、またカーボンニュートラル実現に向けたCO2排出削減の観点からも課題が残っていた。