八女茶の評価分析を始動 ブランド価値訴求目指す

分析評価コンサルティングやクラウドサービスを開発・提供するaiESGは7月から福岡県八女市の委託を受けて地域の特産品「八女茶」の生産・流通にかかわるESG(環境・社会・ガバナンス)観点による評価・分析業務をスタートしている。

この取り組みは八女茶の生産過程における環境負荷の可視化をはじめ、労働環境・地域連携など社会的要素の定量化を行うというもの。

加えてESG指標の整備や今後の国内外市場への価値訴求に向けた分析レポートの作成をサポートする。

八女茶は日本を代表する高品質な緑茶として知られているが、気候変動や後継者不足といった喫緊の課題に直面している。そこで今回の評価・分析業務を通じて八女茶についてのESGの差別化項目をデータで明らかにし、地域特産品としての新たなブランド価値として訴求できる材料を特定することを目的としている。

さらに環境負荷や社会的配慮、ガバナンス体制など、国際的なサステナビリティ基準に照らし比較・評価することで、海外市場への販路拡大や地域産業の競争力強化への寄与が期待されている。