メイカングループ 浜松で秋季展示商談会開催 餃子やドレッシングの試食提案も

メイカングループ(静岡県浜松市、小寺仁康社長)は7月18日、アクトシティ浜松展示イベントホールで秋季総合食品展示商談会を開催、主要取引先など約600人が来場した。

同社の展示商談会は静岡県内で最大規模。今回は305社(ドライ162、チルド143、新規46)が出展した。なお新規出展企業は過去最大で、商品調達力とともに提案力をさらに発揮している。

会場内は「静岡」「ドライ」「チルド」の3つでゾーニング。「静岡」については、地元・静岡の土産菓子、銘菓を提案したほか、企画ブースで、特徴ある地元産物を集めた<食の都・静岡>を設置。昨年消費額日本一を奪回した餃子の街・浜松をコンセプトに〈静岡じもの万博(餃子横丁)〉では、地元メーカー、宮崎県のメーカーも出展して来場者の関心を集めた。

また〈野菜を美味しく食べよう!~私のおすすめドレッシング〉では、エスエスケイフーズ、カメヤ食品など地元メーカー、国内外のNBメーカーなど33社180アイテムを陳列した試食提案が行われた。このほか、チルドでは消費者支援に向けた大容量商品の提案も注目を集めた。

 小寺仁康社長
小寺仁康社長

小寺社長は会見で、今期(2025年9月期)第3四半期までの業績について「総売上は前期比微減で推移している。収益についても物流コスト上昇による粗利益率低下の影響で厳しい状況」と説明。通期では売上で前期実績をクリアするとともに収益の改善に努める。消費環境については「消費者が支持できる価格ラインはどこかに注目している。食品価格の値上げが継続する中、支持できる価格ラインを超えてしまう商品が出始めているのでは」と危惧しており、引き続き“先義後利”の精神で「顧客からパートナーに選ばれる卸として事業活動に邁進する」と述べている。