三和酒類は8月5日、宇佐市安心院町にある同社ワイナリー「安心院葡萄酒工房」(古屋浩二工房長)で今年最初の仕込み作業となる安心院産ぶどうの除梗破砕作業を行う。
なお、仕込み作業に先立ち、当年の安全醸造と品質の向上を祈願する「ぶどう酒仕込み祭」が安心院葡萄酒工房の自社畑あじむの丘農園従事者が出席して執り行われる。同仕込み作業は11月頃まで続き、その仕込み総量は約230トンを予定している。
安心院葡萄酒工房は三和酒類が大分県宇佐市安心院町(あじむまち)で運営するワイナリー。盆地である同地特有の温度差の激しい気候を生かして良質のぶどうを育て芳醇なワインを醸している。
高品位のワインを生み出す醸造場を表彰する「日本ワイナリーアワード」では最高位の「五つ星ワイナリー」に2019年から7年連続選出されており五つ星獲得は西日本で唯一となる。
「梅雨の期間が短かったことで6月の降水量は少なく降雨による病害の発生も抑えられている。7月以降も好天が続いており、ぶどうは健全に育っていることから高品質なぶどうが収穫できることを期待している」(三和酒類)としている。