7.3 C
Tokyo
7.9 C
Osaka
2025 / 12 / 14 日曜日
ログイン
English
農水畜産業米{コメ}東洋ライス 原料高騰で上期は苦戦 コメ、価格転嫁追いつかず利益率低下

東洋ライス 原料高騰で上期は苦戦 コメ、価格転嫁追いつかず利益率低下

東洋ライス(雜賀慶二社長)の第64期(2025年3月期)決算は総売上高137億1100万円で前年比18%増。

営業利益は15億500万円で5%減少したが、精米工場の歩留まり対策や営業外収益の大幅向上により経常利益は28億400万円(16%増)、純利益は19億1400万円(21%増)だった。

コメ販売部門は、原料玄米価格の高騰に販売価格の転嫁が追いつかず、上期は利益率が大幅に低下。下期にかけて徐々に価格転嫁が進んだが、主力である「金芽米」「金芽ロウカット米」の販売数量が大幅に減少。売上97億6200万円(30%増)に対して、売上総利益率は4%減少した。

精米機器関連部門は37億2300万円でほぼ前年同額だった。

関連記事

インタビュー特集

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。