日本通販協会 成長に向けた課題解決 協会の役割重要に

日本通信販売協会(JADMA)は6月20日、定時総会を開催。終了後に会員懇親パーティーが行われ、約280人が出席した。

冒頭に登壇した梶原健司会長(千趣会相談役)は「通信販売の市場規模は14兆円に迫っている。コロナ禍を経て一段と社会インフラとしての重要性が認識された。次の成長のためには構造的な課題解決が必要。これらは企業個々で解決するには難易度が高いものが多く、通販企業の連携、JADMAの果たす役割が重要になっている」と協会の存在意義を強調。

さらに「JADMAは『業界横断の課題解決と政策提言』『共通基盤の構築と情報共有』『信頼性と安心の追求』『デジタル時代における今後、持続可能な通販のあり方の模索』『次世代を担う企業、人材の育成と連携の強化』という5つのテーマで活動を推進する。当協会では消費者に寄り添う通販の価値を再度定義する必要がある。理念として掲げる“便利で楽しい通販”、そして健全な通販業界の発展を図っていきたい。皆さまには通販業界の持続的な発展に対する支援をお願いしたい」と会員らに呼びかけた。

総会の議事ではすべての議案が承認され、新たに常務理事に三浦千宗氏(日本通信販売協会)、理事に千々岩俊介氏(ジャパネットたかた)、三橋英記氏(ファンケル)、平岡健治氏(フジッコ)を、監事に青木幹昌氏(DINOS CORPORATION)を選任した。