水素エンジンバスの実証試験 NEDO公募事業に採択 日清オイリオなど三者連携

日清オイリオグループはリケンNPR、東京都市大学と共同で実施する「既販重量車の水素コンバージョン事業の実現性調査」が国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募事業に採択された。

2050年のカーボンニュートラル実現に向け、モビリティ分野では水素エネルギーの活用が注目されている。環境対応重量車の普及には、既販ディーゼルエンジン重量車の水素エンジンコンバージョンを進めることがカーボンニュートラル実現とサーキュラーエコノミーへの貢献のカギとされ、特にバスの水素エンジンコンバージョンは地域における水素利活用に向けた理解を醸成しながら、水素需要の創出が期待されている。

今回、NEDOの公募事業(2025年度水素社会構築技術開発事業/地域水素利活用技術開発/水素製造・利活用ポテンシャル調査)に採択された3者の調査では、リケンNPRと東京都市大学が既販バスの水素コンバージョン事業の実現に向けた情報を集めるとともに、日清オイリオの横浜磯子事業場の工場見学バスを対象に実証試験の計画を進める。