12.6 C
Tokyo
15.5 C
Osaka
2025 / 11 / 13 木曜日
English
加工食品即席麺・即席食品「辛ラーメン」絶好調 28年度200億円へ 5年で売上2倍目指す
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

「辛ラーメン」絶好調 28年度200億円へ 5年で売上2倍目指す

農心ジャパンは、日本における「辛ラーメン」ブランドの売上高を2028年度までに200億円に引き上げたい考えだ。

23年度に100億円の大台を突破しており、その後の5年間で2倍を目指す計画。成長戦略部門の鄭永日(ジョン・ヨンイル)部門長は「日本で辛い食べ物が徐々に根づき、その代表的な商品として『辛ラーメン』の認知度も高まってきた」と手応えを話す。

韓国の「辛ラーメン」は来年発売40周年を迎えるロングセラー。同国では長くトップシェアであり続け、いまや世界100か国以上で販売されるグローバルブランドだ。シリーズ品で「キムチ」「ブラック」「焼きそば」などもラインアップ。23年に世界での売上は1.2兆ウォン(約1400億円)を記録し、昨24年も約10%増と伸びた。もちもちした食べ応えある中太麺に、唐辛子がきいた“うまからっ!”なスープが絶妙に絡む。

日本では02年に販売法人の農心ジャパンを設立。右肩上がりの成長をキープし、直近も10年連続で売上を伸ばしている。一般的な即席麺に比べて、若年層の購入割合が高いことも特徴。

鄭部門長は「メーンユーザーは30~40代の主婦層とみているが、韓国に関心を持ったその子どもや姉妹で一緒に食べる機会も増えているようだ。若い方の間では『辛ラーメン』を食べることにエンターテインメント性を感じ、SNS等で話題を広げながらファンになっていただくケースも多い」とする。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点