3.4 C
Tokyo
2.8 C
Osaka
2026 / 01 / 29 木曜日
ログイン
English
トップニュース高価格帯カップ麺 「コスパだけじゃない」お得感と話題性でヒット続々

高価格帯カップ麺 「コスパだけじゃない」お得感と話題性でヒット続々

即席麺市場は物価高の中でコスパの良さが強みになっているが、高価格帯とされる300円前後のカップ麺でもヒット商品が出ている。キーワードはお得感と話題性。「日清焼そばU.F.O 爆盛バーレル」や「明星 ぶぶか油そば」は圧倒的な食べ応えが若年層に支持され、韓国で話題になっていた「辛ラーメン トゥーンバ カップ」は日本での発売から約2週間で限定100万食が完売した。いずれもカップ麺のメーンユーザー(中高年層)に比べて若い世代のニーズを捉えたことも注目される。

「日清焼そばU.F.O.」、28年ぶり過去最高売上

インテージSRI+データによると、2024年度の即席麺(袋麺・カップ麺)販売金額は2.3%増だった。食数でも0.1%増と前年を超えている。

同社市場アナリストの木地利光氏は「8月に南海トラフ地震の臨時情報が出た際の備蓄需要や、品薄になったコメの代替需要で大幅増となったが、それ以降もコスパの良さから販売食数は堅調」と分析する。

節約志向が高まる市場環境に対し、メーカー各社は定番商品の販促強化と低価格商品の拡充で応えつつ、新たな価値を伴った商品での需要喚起にも挑んでいる。

日清食品は前3月期に、「日清焼そばU.F.O」ブランドが28年ぶりに過去最高売上を更新した。最大の原動力は「日清焼そばU.F.O 爆盛バーレル」(税別308円)のヒットだ。麺はシリーズ史上最重量の180g(レギュラー品100g)を搭載し、“ぶっ濃い濃厚ソース”を存分に堪能できる。23年春に中部以西で新発売し、24年3月から全国展開を開始した。これまで計画を大幅に上回る売れ行きを見せている。

同社は「若い世代(30代以下)の購入比率がレギュラー品に比べて高い。新しいニーズを取り込めた」と手応えを話す。

明星食品の「明星 ぶぶか油そば」(税別278円)は昨年度、売上前年比が約1・7倍と急伸した。食べ応えのある極太麺130gに、濃厚焼豚醤油ダレがしっかりと絡む濃厚な味わいが特長。

実は発売20年以上のロングセラーだが、24年春の品質リニューアルに加え、SNSでバズった“飯テロ動画”がブレイクのきっかけになった。豚角煮や調味料などを追加して豪快に食べる様子が拡散されたもの。前期は主戦場だったコンビニからスーパーに販路が広がった効果も大きい。

農心ジャパンの「辛ラーメン トゥーンバ カップ」(税別278円)は韓国でのヒットを受け、日本では4月にセブン-イレブンで先行発売したところ、限定数量の100万食が約2週間で売り切れた。

韓国メーカーがいま注目する「モディシューマー」と呼ばれる「商品やサービスを自分好みにカスタマイズして楽しむ消費者」の間で話題になったレシピをもとに商品化。濃厚なソースにもちもちの麺が絡み、“うまからっ!”なアクセントとチーズのコクも味わえる。

関連記事

インタビュー特集

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。