中村角は5月20日、広島市中小企業会館(広島市)で年末年始向けの商談会を開いた。例年は8月に実施していたが、3か月前倒しで開催。得意先80社、220人を招いた。
中村一朗社長は「得意先が年末商品を選定するタイミングに合わせた。開催時期を早めることで、今まで取り込めていなかった大型の商品を提案できるようになった」と話しており、来場者からの評判も良いという。
数の子や牡蠣などの水産品、おせち向けの佃煮や練製品、珍味のほか、クリスマスを意識したカニのドリア、カクテルシュリンプなど約230種類の商品を試食とともに紹介した。
各カテゴリーで“松竹梅”それぞれの価格帯に合わせた商品を提案。例えば黒豆は、おせちで一番人気の丹波種、国産志向の北海道産、安価な中国産を揃えた。扱う堂本食品の担当者は「丹波よりも買い求めやすく、国産がうたえる北海道産への関心が強い」と話していた。
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