マーケティングリサーチ会社のインテージは、「ゴールデンウイーク(GW)」に関する調査結果を公開し、平均予算は2万9237円、前年比5%増だった。そのうち4月以降に給与が増えると予想される人の予算は6万5130円で、給与が変わらないか減ると予想される人に比べて2倍以上と格差が顕著に出た。
調査は3月下旬に全国15~79歳の男女5000人を対象に実施。今年は暦の関係から連休は「4日」が約4割と最多で、一週間以上休む人は減少する。推定人口から試算した「GW市場規模」は2兆8221億円の見込み。
GWの過ごし方は、「自宅で過ごす」が37・3%で昨年より3%アップし、巣ごもり傾向がうかがえる。「外食」が17・5%、「ショッピング」が16・1%、「国内旅行」が13・6%で続く。「海外旅行」は1・3%と前年並み。
あわせて希望する過ごし方(理想)を聞いたところ、現実(予定)とギャップが大きいことも判明。理想は「海外旅行」が5・2%で4倍、「テーマパークに行く」が6・0%で3倍の開きがあった。要因は休暇日数が例年より短いことに加え、物価高や円安で経済的な負担が大きくなっていることも考えられる。
GW期間中、国内旅行(泊りがけ)の予算は平均8万5729円、2年前比で2割増えた。物価高を背景に宿泊料金や交通費が高くなった影響がうかがえる。
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